不動産業務は、実に幅広く奥が深いです。
本日は、多岐にわたる業務の一端である、管理業務の講習会に参加しました。
アメリカでは、職業としての地位も高い不動産業ですが、何故か日本ではそういった環境からは、縁遠いのです。
業を営む側の学ぶ姿勢が、大事だと常々思っています。
IT化が進み、物件は業を営んでいなくてもある程度探す事は可能です。
そして、自ら探し出す事により何か得をしたように感じてしまうものです。(実はかかる仲介手数料などに違いはそうないのですが)
業者を味方につけて、良い意味で利用していただきたいものです。
【おとり物件】
という業界用語があります。
魅力的なのにお値ごろで、興味を引く物件の事です。
当然、問い合わせがお送り集中します。
でも、その物件は既に無かったりする事が殆ど。
信じたくは無いし、私は一度もその様な場に居合わせたことは無いのですが、昔は存在しない物件を広告に使用していた。。。などと言う話も耳にした事があります。
今日使用したテキストに、久しぶりにこの言葉を見かけました。
自分で探すお客様が多くなれば、当然の様に
「この物件は既にありませんが、似たような物件ならございますよ。」
と、言ったぐあいで別の物件(販売に力を入れている物件)を紹介するという仕組みが上手く成立する仕組みなわけです。
わがには、
「御社の取り扱っている物件を弊社のホームページに掲載しても良いですか?」とか、
「今なら○万円で広告が出せます」といった電話が次々やってきます。
小さな会社で沢山の物件を預かっているわけは無いですし、売却のお手伝いと、物件探し(賃貸も売買も)は、時代の波に乗り遅れているかもしれませんが、やはり一軒、一軒、まていに関わっていきたいものです。
住み手は明らかに減少傾向にあります。
想像を絶する人口減少と空家の問題があるにも関わらず、新しい建物がどんどん増えています。
民泊法に備えた話題もありました。
変化する環境から生まれる問題に、どんな考えを持ち、どう対応していくのか?
ただ自社の利益のみを追い求める時代は終わったと考えています。
5年後、10年後、もっとその先…
「こんなはずではなかったのに」
と、言わずに済むご提案を常に心がけていきたいと思っています。
川端 法子
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