北海道にも梅雨が来たのかな?と思わせるような、長雨が続き西日本では大きな災害にみまわれ、今もなお行方不明だったり、十分な生活環境を確保されておられない方が、大勢いらっしゃるとお聞きします。
心からお見舞い申し上げます。
20年も前になるでしょうか・・・
有珠山が噴火し近隣の町に泥流が流れ込み、地震により倒壊した住宅も数多く、冬に向けて被災された方が安心して暮らせるようにと、公営住宅の施工に携わったことが思い出されます。
初めからゴール(竣工期日)が決まった状態での、コンクリート集合住宅の施工は、毎日社員全員が寝る間も惜しんで、作業にあたっておりました。
より善い品質を目指すものの、工期追われた施工計画は常識をはるかに超越したものでした。
当時の現場を期に、私自身は個人向けの住まいにもっと向き合った仕事がしたい!との思いを強くし、注文住宅専門の営業職(10年)を経て、現在に至るというわけです。
有珠山噴火の打撃も当時は相当なショックではありましたが、その後もたびたび起こる未曽有の災害には、心を痛めるばかりではなく、復旧作業や住宅設置に携わる方々の苦悩が他人ごとには思えません。
現場で日々起こる様々な問題、課題に、向き合っている方々のご苦労を思うと、被災者の方や関わる全ての方々に本当にお疲れ様ですとお伝えしたいものです。
上の画像は、この春にご相談を受けた築8年経過したばかりの住宅の外壁です。
木の風合いを生かす設計とはいえ、無塗装仕上げ。
特に塗装のご指示やアドバイスは無かったのだそうです。
通常、この様な外壁で仕上げた場合、一般的なサイディング(窯業系や金属系)よりも短期の間隔で塗装をする必要があります。
何もせずに8年経過すると・・・
見た目だけではなく、色々な箇所にも不具合がくるのは当然のこと。
正しさよりも・・・美しさ(見た目)
正しさよりも・・・価格(安さ)
正しさよりも・・・速さ(工期優先)
何かが違うような気がします。
勿論、高い=良品とは限りませんが。
どれだけしっかりとより正しい説明と理解を得られるように出来るか?が、大切だと感じます。
「こんな筈では・・・」
が、起きぬような業界になって欲しいものです。
※ 万が一この様な時には、ご相談ください。上記のお客様も現在最善策にて御対応中です。
川端 法子
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