— —臨床宗教師の記事を読んで——
本日の北海道新聞に、真言宗観音寺の住職・米本智昭(ちしょう)さんが掲載されていました。
偶然にも、今日は弟の月命日。実家でお経をあげていただいたばかりでした。
記事の中で印象に残った言葉があります。
「大切な人を失ったとき、体や心にいろいろな反応が出る。それは泉が湧いてくるのを止められないようなもの。心にぽっかり空いた穴を、無理に埋めようとしなくてもいい。」
この言葉に、深く救われる思いがしました。
喪失の悲しみは、理屈で消えるものではなく、時間とともに“生きながら抱えていく”ものなのだと感じます。
八年前、前の住職から受け継がれて以来、変わらず寄り添ってくださる米本さん。
その静かな優しさに、今日もまたご縁のありがたさを思いました。
人の暮らしの節目に寄り添うこと——
それは、住まいや人生を扱う私たちの仕事にも、深く通じることかもしれません。
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女性が営む札幌の不動産会社 株式会社HONEST(オーネスト)代表取締役
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