不動産の中でも、特に戸建てや土地の売買は “境界” を明確にしておくことが欠かせません。
ところが、古い土地や建物になるほど──
• 土砂や砂利がかぶさって見えなくなる
• 樹木の根や枝の影響で確認が困難
• 盛り土のため、境界石が深く埋もれている
…というケースは少なくありません。
お取引先によっては、法務局の地積測量図だけでは不安で、「実際に寸法を測ってほしい」とご依頼されることもあります。また、
• 電線が空中越境している
• 自分の土地からはみ出した塀が立っている
• 業者施工でも境界が不正確
といった思わぬ事態に出会うこともあります。
「そんなの大したことないでしょ?」
と言う方もいれば、
「重大だからすぐに何とかしてほしい」
とおっしゃる方もいます。
さらに、重要事項説明でしっかりお伝えしても
「聞いていません」
とおっしゃる方も実際におられます。
ですから、
“うんうんとうなずいている=理解している”
と思い込むのは禁物。
大切なお取引だからこそ、私は司法書士や家屋調査士の先生方と連携し、丁寧に確認しながら進めています。
また、新築当時に確認申請書だけ提出し、実は検査済証を取得していなかった…そんな事実が売却時になって判明することもあります。
ご依頼される方は「プロだから大丈夫」と信頼しています。
住まなくなってから初めて知る事実も多いため、次に住む方が困らないよう誠実に対応することが、建築を理解している不動産会社としての使命だと思っています。
技術が良くても “抜け” があったり、スマートに見えても実は技術的な理解が足りないこともあります。だからこそ、
すべてを知っている必要はなく、
わからないことは、より詳しいプロに確認する。
その積み重ねが、安全で気持ちの良い取引につながる。
女性が営む不動産会社だからこそ軽く見られる場面もありますが、
信頼・実績・経験を強みに、これからも双方が安心し、気持ちよくお取引できるよう努めてまいります。
最新記事 by 川端法子 (全て見る)
- 学びの仲間 - 2025年12月5日
- 商売じゃなくても相談できる場所を - 2025年12月4日
- 決算に向けての月次監査 - 2025年12月3日