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今日、用事の帰りに東京に住む孫たちに久しぶりに会いました。
自分の子どもとは違い、孫にはどこか無責任に甘く、大らかに接している自分に驚きます。
「まあ、これも祖母の特権かしら」と思いながら。
10歳になる孫が、最近ミニバスを辞めたという話になりました。
毎週、楽しそうに通っていたはずなのに。
聞けば、「自主練してくる!」と出かけて、実は外でゲームをしていたことがバレたらしいのです。
母親(=私の娘)に見事に見抜かれ、即・退会。
指導者からは「せっかく頑張っていたのに」と娘が叱られたそうで…。
でも私は、娘の判断に賛成でした。
10歳の「これくらい、いいよね?」という小さな嘘。
そこにはまだ可愛げと未熟さと、そして人間らしさが詰まっています。
小さな嘘は、小さな成長の種でもあるのかもしれません。
嘘をついて得た自由の味、バレて失った信頼。
その両方を知ることが、社会を生きていく最初のレッスン。
それにしても、「真面目な顔して抜け道を探す」というのは、どうも我が家の血筋のようです。
少し不器用で、ちょっとずるくて、でも根は真っ直ぐ。
そんな人間らしさが、きっと人生を面白くしてくれるのだと思います。
そして思うのです。
嘘のない暮らし、誠実な関わりこそが、安心の土台になるということを。
住まいも、人とのつながりも、やはり「信頼」という見えない柱で支えられているのだと感じます。
家づくりも人づくりも、誠実さが一番の資産ですね。

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女性が営む札幌の不動産会社 株式会社HONEST(オーネスト)代表取締役
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